飛蚊症

飛蚊症　（ひぶんしょう）　は、　硝子体のにごり、

眼底出血や網膜の異常が原因で起こる症状です。

ある日突然、　目の前を「蚊が飛んでいる」ような

感じを受けることから名づけられたようです。　　

糸くずやゴマと表現されることもあります。

これは眼の中を広く覆っている卵の白身のような物質、

硝子体（しょうしたい）のなかに浮かんでいる濁りが、

景色に重なって見えるために、引き起こされます。

原因は、加齢やストレスによって抗酸化物質が減少して

発生する生理的な飛蚊症と、目の病気から引き起こされる

ひぶんしょうがあります。

小さなゴミがチラつく程度であれば、心配はいりませんが、

急に飛ぶものが増えたり、激しく踊るようなときは、目に

異常があると考えられます。　飛蚊症は、痛みがないため

放置されがちですが、　症状のある場合は　検査をして

原因を調べ、早めに適切な治療を行うことが大切です。

◇　飛蚊症は消える？視界の糸やゴマを自力で解消！

乾性角結膜症

乾性角結膜症（かんせいかくけつまくしよう）は、

涙の量が不足して角膜や結膜が乾き、　炎症を起こす病気で、

ドライアイの原因になります。　　検査によって原因がわかれば、

それにあわせた治療を行うことができますが、　原因がはっきり

わからないことも多く、　治りにくい病気といわれています。

乾性角結膜症（かんせいかくけつまくしよう）の治療は、人工涙液

を頻繁に点眼して症状を改善したり、食事によるビタミン療法などが

中心になります。

 

麦粒腫

麦粒腫（ばくりゅうしゅ）というのは、　ものもらいとも呼ばれる

病気で、まぶたにある皮脂腺や験板腺（けんぱんせん）などの

分泌腺に急に炎症が起こって、　化膿する病気です。　　

原因は、　おもに黄色ブドウ球菌などの細菌感染です。

膿が出ることで自然に治りますが、　症状が悪化すると、

目を傷めることもあるので、　医師の適切な治療を受ける

のが無難でしょう。 治療するには抗生物質を用いますが、　

症状が重いときには、　切開してウミを出します。